水・風・土
自然の力をいただく尾張屋のお蕎麦
尾張屋では北海道音威子府で契約栽培している香り高い蕎麦を使っており、出汁は利尻昆布、目近(めじか、宗太鰹=そうだがつお)、潤目(うるめ)、鯖節など、すべて一等のものを選び続けています。そして最良の蕎麦のおいしさを引き出すのは京都の『水』。尾張屋では50メータ下の地下深くに蓄えられる、比叡山水系の伏流水を汲み上げて、日々の蕎麦打ち、出汁づくりに使っています。京都の地下水は軟水で、素材の旨みをぐっと引き出す力を持っており、京の食文化は京の地下水と共にあると言っても過言ではありません。尾張屋の何百年もの食の歴史は、この水と共にあるのです。